「自分探しの旅は無駄」と言う人が知らないこと。8年かけて辿り着いた答え

森翔吾です。

「自分探しの旅」

と検索して
ここに辿り着いたあなたへ。

今、

漠然とした不安を
抱えていませんか。

「このままでいいのかな」
「もっと良い人生が
歩めるんじゃないか」

——そんな気持ちが、
どこかにあるんじゃないかと
思います。

僕もまったく同じでした。

サラリーマン生活を
約8年続ける中で、

何かに疑いの目を
持ちながら、

でも何が不満なのかも
はっきり言葉にできない。

ただ
「このままじゃダメだ」
という感覚だけが
ずっとあったんです。

結論から言うと、

あなたがその言葉を
検索した時点で、
方向は正しいです

「自分探し」に
意識が向いていること自体が、
すでに大きな一歩だと
僕は思っています。

ただし、

先に言っておきます。

楽ではないです。
簡単でもない。
覚悟は必要です。

この記事では、

僕が8年かけて
自分探しの旅を続けてきた中で
何が起きたのか。

現実逃避だった時期、
どん底に落ちた経験、
そしてその先に何があったのかを、

美化せずに
そのまま書いていきます。

ちなみに、

ここで言う「自分探し」って、

「どこか遠くに行けば
何者かになれる」

みたいな話じゃないです。

もっと地味に、

自分の価値観と優先順位を
言語化して、行動に落とす作業

僕はそれを、

たまたま「旅」という形で
やっていました。

 

目次

「無駄」と言う人たちの正体

まず最初に、

「自分探しの旅」を
否定する声について
話させてください。

この言葉を検索すると、

「無駄だ」「意味がない」と
書いている記事が
たくさん出てきます。

あなたも
目にしたかもしれません。

周りの人間も
同じようなことを
言いますよね。

「自分探しの旅?
バカじゃないの。
見つかるわけないじゃん」

なにかに挑戦する時も、

「起業する?
失敗するのがオチだよ。
やめときな」

「借金地獄になるよ。
やめときな」

「いつまで
子供みたいなこと言ってるの?
中二病じゃない?」

ただ、

こういう言葉を
投げてくる人たちには
共通点があります。

自分自身が
「常識の外」に
出たことがない
んです。

体験したことがないから、
戻ることしかできない。

戻ることしか知らないから、
出ようとする人間を批判する。

これは日本だけの話ではなくて、

「出る杭は打たれる」に似た表現は
世界中にあります。

少し広い話をすると、

僕たちが受けてきた義務教育には
「税金をきちんと支払う人間を作る」
という側面があります。

全否定するつもりはないですが、

「考えない方がラク」な方向へ
人が流れやすい仕組みは、

たしかにあると思っています。

実際、

日本の幸福度は
年々下がっています。

給料が上がっても
税負担が増えて、

穴の開いたバケツに
水を注いでいるような状態が
続いています。

だからこそ、

自分の頭でちゃんと考えて
行動しないと、
幸せにはなれない時代だと
僕は思っています。

そして
「自分探しの旅」と
検索してきたあなたは、

その第一歩を
すでに踏み出しています。

 

サラリーマン時代の「自分探し」は現実逃避だった

じゃあ自分探しの旅を
実際にやった人間は
どうだったのか。

ここからは
僕自身の話をします。

偉そうなことを言いましたが、

僕の自分探しは最初、
完全に現実逃避でした。

サラリーマン時代、
何度も海外に出ました。

ニューヨーク、香港——

ニューヨークの夜の街の風景

エネルギッシュな街に降り立つと、
自分がスーパーマンに
なったような気分になれたんです。

「可能性は無限だ!」と
本気で感じていました。

でも、

日本に戻ればわずか数日で
その感情は消えます。

通勤ラッシュの満員電車。

地下鉄の窓に映る
自分の顔は疲れ切っていて、

ニューヨークの地下鉄に
乗っていた時とは
まるで別人でした。

「あの時の姿こそ
本当の自分のはず」と
思いたかったけど、

現実に飲み込まれてしまう。

海外に行くたびに
この繰り返しです。

だんだんと、

「これは自分探しじゃなくて、
ただの現実逃避なんじゃないか」と
弱気になっていきました。

振り返れば、

サラリーマン生活の約8年間で、
日常のすべてが
習慣化していました。

同じリズムの繰り返しで、
何もかもが「当たり前」になる。

深く考えなくなる。

平日は仕事をして、
帰宅したら趣味に没頭。

休日は彼女とデートで
近くの街を散策。

完全に思考が
止まっていたんですよね。

そしてその思考停止状態のまま
海外に飛んでも、

何も変わるわけが
なかったんです。

 

観光をやめた時、旅の意味が変わった

そんな現実逃避を
繰り返す中で、

一つだけ変えたことが
ありました。

サラリーマン時代の
海外旅行を思い返すと、

「ただの観光」でした。

あそこも行きたい、
ここも見たい。

欲張って予定を詰め込んで、
ホテルに戻る頃には
ぐったり疲れ果てている。

歴史的な建物、
違う人種、
雄大な自然、
普段とは違う食べ物——

何かを感じていたはずなのに、
肝心の頭が働かない。

考える余裕が
なかったんです。

転機は、

旅のスタイルを
根本から変えたことでした。

「観光しなくなった」んです。

たとえばニューヨーク。

自由の女神、
セントラルパーク、
タイムズスクエア——

無数の観光地があるのに、

あるステイでは
一度もマンハッタンに
行きませんでした。

ずっとブルックリンの
狭いエリアだけで
過ごしたんです。

朝はゆっくり起きて、
近くで見つけたお気に入りの
カフェで仕事や読書をする。

眠くなったら
部屋に戻って昼寝。

夕方にイーストリバー沿いを
2時間散歩する。

まるでサラリーマン時代の
休日のような過ごし方でした。

時差ボケで頭は
ぼんやりしていましたが、

体はまったく疲れない。

このとき気づいたんです。

「疲れない」ということが、
自分探しにおいて
どれだけ重要か

疲れていたら、
自分を知るために必要な思考が
停止してしまう。

サラリーマン時代の旅で
何も得られなかったのは、
観光で疲れ果てていた
からだったんですよね。

いつもと違う部屋、
いつもと違う景色、
いつもと違う匂い、
いつもと違う音。

そういう環境の中で、

スマホもテレビもパソコンもない
静かな場所に一人きりで座って、

紙とペンだけを持って
考えました。

カフェのテーブルに置いたコーヒーとノートとペン

やり方は、

シンプルにこれだけです。

・時間は15分(短くてOK)
・紙に「やりたいこと」を10個書く
・その中で「今いちばん怖いけど気になる」ものに丸をつける
・丸をつけた理由を3行で書く

これを、

旅じゃなくても
家の近所のカフェでも
繰り返せばいい。

僕はこの作業を
繰り返す中で、

「やりたいこと」
「なりたい自分」
「欲しいもの」を
真っ白な紙に書き殴る。

最も優先順位が高いものに
印をつけて、
1つになるまで絞り込んでいく。

最終的に
頭の中に鳴り響いた
言葉がありました。

「人に伝える」

それまで僕は、

人に本性を
見せたことがなかったんです。

ダサいこと、
カッコ悪いことは
全部隠していました。

でも
「人に伝える」が見つかってから、
自分をさらけ出せるように
なりました。

幼稚園でいじめられたこと、
小学生の時は
オネショ少年だったこと、
20代後半まで
吃音症だった過去——

全部さらけ出しました。

弱点を公開したら、
「弱点」が消えたんです。

友人に話したら、

目に涙を浮かべながら
共感してくれました。

彼も心に抱えていた
苦悩を打ち明けてくれて、

今までとは次元が違うくらい
仲が深まりました。

フェラーリや
タワーマンションのような
「他人軸」の目標を
追いかけるのをやめました。

みんなが「カッコいい」と思う
理想像ではなく、

自分軸で生き始めたんです。

そうしたら、

生きることがすごく
楽になりました。

 

どん底:借金1,200万+在庫500万持ち逃げ

ただ、

自分探しの旅は
美しいことばかりでは
ありません。

ここから先は、

僕が実際に味わった
「どん底」の話をします。

29歳でサラリーマンを辞めて
起業しました。

自分でビジネスを
回し始めたところまでは
よかったんです。

でも、

信頼していた
ビジネスパートナーに
500万円分の在庫を
持ち逃げされました

その時すでに
借金は1,200万円ありました。

持ち逃げされた在庫は、
それを順番に返済していくための
原資だったんです。

それが、なくなった。

唖然としました。

どうしていいかわからなかった。

「生きていけるのか」すら
わからない。

絶望の淵にいました。

正直、
「人生終わったな」
思いました。

これが、
自分探しの旅のリアルです。

楽ではないです。
簡単でもない。

場合によっては、
死んでしまいたくなるほどの
経験をすることもあります。

もし今すでに限界なら、

自分探しより先に、

ちゃんと休むとか、
誰かに相談するのを
優先してください。

その上で、

自分を本当に変えたいなら、
覚悟はいります。

これは脅しではなくて、
僕が実際に通ってきた道です。

 

ベトナムでの出会い——自分探しの旅が人生を変えた瞬間

それでも、
僕は諦めませんでした。

自分探しって、

答えを「頭で考えて見つける」より、

動いた結果として
後から繋がる
ことの方が
多いんですよね。

どん底から奇跡的に
信頼できる取引先と出会い、
ビジネスがV字回復して、

再び海外に飛べる余力が
戻りました。

そしてこの時期も、

僕は自分探しの旅を
続けていたんです。

ある日、

小中学校時代の
一番の親友を思い出しました。

ベトナムにルーツを持つ子で、
子供離れした
大人びた雰囲気を持っていた。

彼のルーツを知ることが
自分の価値観のヒントに
なるかもしれない——

そう思って、
ベトナム行きのチケットを
取りました。

ベトナム・ハロン湾の
クルーズツアーに
一人で参加した時のことです。

途中から家族連れが
追加で乗り込んできて、
席が足りなくなりました。

一人参加だった僕だけが
アジア人の席からあぶれて、
欧米人のテーブルに
放り込まれたんです。

その同じテーブルに
座っていたのが、

今の妻でした

ベトナムのハロン湾で撮った二人の写真

妻はロシア人で、

母親をタイに招待する
旅行の途中、

トランジットとして
ベトナムに立ち寄っただけでした。

ベトナム滞在は
たったの20時間

お互いに一人旅で、
自然と会話が始まって、
Facebookを交換して別れました。

帰国後、

日本で片思いしていた
女の子にLINEを送りました。

いつもならすぐ返信が来る子
だったのに、

返信がない。

1週間経っても来ない。

僕はこれを
「運命からのメッセージ」
だと捉えました。

そっちはもう終わりだよ、
という合図だと。

決断しました。

ベトナムで出会った
ロシア人の彼女に
連絡したんです。

後日談なんですが、

日本の女の子からは後で
「たまたま忙しかっただけ」と
連絡が来ました。

本当にたまたまだったんです。

でも、

その時にはもう
僕の心は別の方向に
向かっていました。

ロシア人の妻と付き合い始めて
わかったことがあります。

妻は4歳の時に
ソ連が崩壊して、

パンすら買えない日々の中で
育った人でした。

20歳で母親に頼み込んで
片道チケットを手に入れて、
ドバイへ出稼ぎに出た。

ほぼ無一文から
10年で這い上がった人です。

一度はキラキラした生活を
経験したけど、

「これは虚しい」と気づいて
自ら生活レベルを落としていました。

僕たちが出会ったのは、

お互いに
「ある程度の成功と
贅沢を経験して、
その虚無感を知った
タイミング」
でした。

山を登りきって、
一度降りてきたフェーズ。

だからこそ、
価値観が深いところで
一致したんだと思います。

結婚して、
長女が生まれました。

2020年にロシア・カザンに移住。

その数ヶ月後、

コロナで世界中の国境が
封鎖されました。

移住が3ヶ月遅れていたら、
入国はほぼ不可能だったと
思います。

 

「人に伝える」が現実になった

こうして振り返ると、

すべてが繋がっていました。

ニューヨークのブルックリンで
紙に書いた
「人に伝える」という言葉。

それが今、
ブログとYouTubeに
なっています。

伝えたくなかったら
ブログもYouTubeも
やっていません。

2018年の自分に
伝えられるなら、
こう言いたいです。

「その方向で正しかったよ。
焦るな。
君の直感は間違っていない。
大変なことは続くし、
暗闇からすぐは抜け出せない。
でも諦めるな」

あの頃は
会社を起こして2年目。

何もわからず、
暗闇の中にいるようでした。

長い迷路でした。

でも、

そんなにすぐ
答えが見つかるわけが
ないんですよね。

8年前の自分には、
今の人生は何一つ
予測できませんでした。

 

最後に

自分探しの旅は迷路です。

だからほとんどの人が
辿り着けなくて、
「無駄だ」と言います。

辿り着けないから批判する。

「そんなものはないよ」
「探しても結局
現実に戻るのがオチ」

——でも、

批判する人は
体験したことがないから、
戻ることしかできないんです。

大事なのは、

今のままでいいなら
それでいいということ。

でも嫌なら、
抜けるということです。

現状をいかに
客観的に見られるか。

そこからが
自分探しの旅の
スタートになります。

一つだけ
補足しておくと、

僕自身
「自分というもの」が
少しずつわかってきたのは、

サラリーマンを辞めて
10年以上先のことで、

お金や時間にある程度の
余裕ができた後でした。

日々の生活に
追われている状態では、
自分探しどころではないです。

マズローの欲求段階の話と
同じで、

まず生活の土台を作ること。

その土台ができてから、
本当の意味での
自分探しの旅が始まります。

だから焦る必要はないです。

でも、

方向だけは
見失わないでほしい。

そして検索してきた時点で、

あなたはもうスタートラインに
立っています

この先に進めば、

必ず暗闇が続くし、
壁にぶち当たると思います。

でも諦めないこと。

それが全てです。

陰ながら応援しています。

目次