こんにちは。
先日、久しぶりに本を読みました。
経済アナリストの森永卓郎さんが
膵臓がんで余命宣告を受ける
2週間前に執筆した、
『やりたいことは全部やりなさい
最後に後悔しない25のヒント』
という著作です。
率直に言って、この本は
人生最後のメッセージともいえます。
著者が人生の最後に残した言葉だからこそ
その重みと説得力は本当に半端ないです。
読みながら、自分の人生との共通点を
いくつも見つけました。
実は、僕の人生軌跡と森永さんの主張は
かなり重なっているんです。
だから、この本の内容は単なる理論ではなく
僕が実際に経験してきたことばかり。
本を読む中で何度も、
「あ、これ、俺も同じこと経験した」
と思わされました。
僕は、サラリーマンを辞めてから
起業したり、旅をしたり、
ロシアに移住したり…
いろいろやってきました。
その過程で、資本主義と呼ばれる、
「お金」という呪縛から
解放されることの大切さ
を痛感してきたんです。
森永さんはこの本で、同じことを
経済の専門家という立場から
そして人生の最後という立場から
力強く語っています。
だからこそ、
この本は単なる自己啓発書ではなく
ある種の「遺言」のような重みを
持っているんだと感じました。
月5万円の生活から学んだ、本当に必要なお金の額
森永さんが本の中で繰り返し
述べていることは、
「お金はそこまで必要ではない」
ということです。
年間300万円あれば
十分に豊かに暮らすことができる。
と。
実は、僕もこれを痛感しています。
ロシアに移住した当初
妻と子どもと一緒に
月に5万円で生活していた時期があります。
子育てをしながら自給自足をしていたので
必然的に生活費はかからなかったわけです。
野菜も自分たちで育てました。
卵、牛乳、肉はさすがに
近くの市場で調達しました。
もちろん、
重労働で自給自足は楽じゃなく
本当に大変でした。
朝から晩まで畑の世話をして…
毎日が労働です。
普通に働いてお金を稼いで
野菜を買ったほうが
コスパは良かったかもしれません。
確実にそうでしょう。
ただ、それから数年経過し
その時期があったからこそ
今の余裕な生活があるのは間違いない。
月5万円で生活できると知ったことで、
「いざとなったら大丈夫」
という心の安定感が生まれました。
その後、子どもの教育を理由に
都心に引っ越したから
当然生活費は上がりました。
でも、
あの質素な時期を経験したからこそ
今、
・どの程度なら「無駄」であり
・どの程度なら「必要」なのか
が直感的に分かるようになったんです。
森永さんが言う、
「年間300万円」
という金額は、日本国内であれば
十分に実現可能な数字です。
そしてその金額で暮らせれば
人生は劇的に変わります。
残りのお金を
やりたいことに使えます。
旅に使えます。
学びに使えます。
子どもとの時間を作るために
時間給の低い仕事を選ぶこともできます。
親友と会うためにタクシーに
乗ったっていいです。
好きなものを好きなだけ
買ったっていいです。
投資して増やすのも一つの手。
選択肢が増えます。
自由になります。
これが、僕が経験した
最大の変化だと思っています。
お金を気にして
やりたいことができない人生。
これほど虚しいものはありませんね。
「夢」ではなく「タスク」を持つことの重要性
森永さんの表現は、
「やりたいことは全部やりなさい」
ですが、僕が大事だと思ったのは
そのタイミングです。
・「今」やること。
・「すぐ」やること。
・「好きなようにやる」こと。
この3つです。
多くの人は、人生のどこかで
「いつかやりたい」と思っています。
・いつか起業したい。
・いつか海外に行きたい。
・いつか子どもと時間を過ごしたい。
・いつかYouTubeをやってみたい。
でも残念ながらほとんど人に
「いつか」は来ないんです。
人生は想像以上に短いです。
僕がサラリーマンを辞めたのは29歳のとき。
あれから10年以上が経っています。
その間、
・フィリピンで英語を勉強し
・起業して通販ビジネスをやって
・旅に出てロシア人の妻と出会い
・結婚して子どもが生まれて
・ロシアに移住しました
もし、あのとき
「いつかやろう」と思ったまま
サラリーマンを続けていたら…
今、こんな人生は無かったと思います。
間違いなく、東京か名古屋の会社で
朝から晩まで働いていたでしょう。
子どもと遊ぶ時間もほぼ無く
疲弊していたと思います。
妻との出会いも無かったと思います。
森永さんはこの本で、
「夢を持つな、タスクを持て」
と述べています。
「YouTuberになりたい」という夢ではなく、
「今週末までに1本動画を撮影・編集する」
というタスク。
「起業したい」という夢ではなく、
「3ヶ月以内にビジネスプラン書を完成させる」
というタスク。
その小さな行動の積み重ねだけが
人生を変えるんです。
僕も、全く同じことを体験してきました。
大きな目標ばかり見ていても
何も進みません。
でも、小さなタスクを1つ
また1つとこなしていくと
気がつけば人生が変わっています。
それが、僕の確信です。
「明日でいいや」「来年でいいや」
「タスク」を実行し続ける中で
僕がもう一つ重要だな
そう思ったことがあります。
それは「時間軸」の問題です。
子どもの成長って、本当に早いんです。
去年5歳だった長女ソフィアはもう6歳。
来年には7歳になります。
「明日でいいや」
「来年でいいや」
と思っていたことが
あっという間に
実現不可能になってしまう。
僕らにとっては最近だと、
「子供の日本語教育」
コレがまさにそれだなと思いました。
ロシアなど海外をベースに住みつつ
子どもに日本語を教えるのって
結構たいへんなんです。
言葉を素直にリピートしてくれる
性格の子どもであれば
わざわざ日本へ行く必要は
なかったかもしれません。
でも、
ソフィアはどうやら慎重派のようで
なかなか口を開かない。
自分の中で確信度が高まったときにはじめて
日本語を話し始めるタイプなんです。
逆に次女のアマヤは
僕が日本語の絵本を読んでも
すべてリピートしてくれる。
子どもによって難易度は変わりますが
ソフィアの場合は、
「日本へ行く」という「タスク」
が必要でした。
ただ、
この日本行きという決断には
正直、勇気がいりました。
家族が離れ離れで過ごす必要があり
お金もかかるし
仕事もできなくなる。
今までの普通の生活を送ることが
間違いなく難しくなるからです。
でも、
この「タスク」を実行した結果
ソフィアは日本語が話せるように
なりました。
本当に決断して良かったなと思っています。
この経験からわかるように
子どもの成長段階によって
親ができる「タスク」は限られています。
例えば、
娘たちが中学生になってら
日本語学習をさせるべく
日本へ行ったとしても
日本語の習得の難易度はあがるはずです。
幼稚園児のいまだから
素直に吸収し覚えることができた。
他にも、
ロシアでの自給自足の生活もそう。
あの時期に子どもと一緒に
土を触り種をまき
野菜の成長を見守る。
このプロセスって
子どもが小さいうちだからこそ
できる貴重な経験なんです。
大きくなったら、
「虫がいるし手が汚れるからイヤ」
って断られるでしょう。笑
でもその時間は二度と戻ってこない。
だから、
親としてのタスクは
「今すぐ」実行する
必要があるんです。
子供と一緒に「やりたいこと」
さらに子育てをするうえでよかったこと
そのうちの一つが「旅」。
決して豪華な旅をする必要はありません。
ちなみに、
娘のソフィアは
飛行機に乗ることが当たり前になっていて、
「今度はどこ行くの?」
と、ごく自然に聞いてきます。
彼女の中では、
ドバイ、トルコ、日本、タイ、ベトナム
といった国々が
単なる地図の上の点ではなく、
「いつでも行けるリアルな場所」
として存在している。
十数時間のフライトや乗り継ぎも
特別なことではなく
「目的のための手段」
として受け入れているんです。
これは、幼少期に飛行機に全く
乗ったことがなかった僕とは
全く違う世界観です。
僕にとって
19歳で初めて海外に行くことは
一大決心であり
勇気のいる「イベント」でした。
でも、
僕の子どもたちにとっては
移動は日常の延長線上にある。
この、
「移動に対する心理的ハードルの低さ」
こそこれからの時代を生き抜く上で
とてつもなく大きな武器になると
僕は確信しています。
なぜなら、
チャンスは人が運んでくる
からです。
僕が輸入業をやっていた時もそうでした。
メールや電話だけでなく
実際に現地へ出張し
取引先に会いに行く。
そうすることで
普通では手に入らないような良い商品を
驚くほど安く仕入れることができた。
直接会う、その場所へ行く。
このシンプルな行動が
ビジネスを大きく飛躍させるんです。
僕たち夫婦が旅先で出会ったことも含め
人生の重要なターニングポイントは
いつだって「旅」の中にありました。
旅がもたらすメリットは、
単に楽しい思い出を
作ることだけではありません。
-
問題解決能力:
言葉が通じない、道に迷う、予期せぬトラブルが起こる。旅先では、常に「どうすれば解決できるか」を考え、行動することが求められます。この繰り返しが、生きる力を養います。 -
多様性の受容:
自分とは全く違う文化、価値観、生活習慣に触れることで、「これが普通」という思い込みが消えていきます。多様性を受け入れる素地は、グローバル社会で必須のスキルです。 -
自己肯定感の向上:
異国の地で何かを成し遂げた、という小さな成功体験の積み重ねが、「自分はできる」という揺るぎない自信につながります。
親として、子どもに
最高のプレゼントは何か。
お金でも、塾の費用でもありません。
それは、
「世界は広く、可能性は無限であり
君はどこへでも行ける」
ということを身体で
感覚で体験させること。
それが旅の本当の価値なんです。
だから、普段の生活費は
最低限にする。
その代わり、時間と経験に投資する。
月5万円の生活も
ロシアの寒い冬を乗り越えた経験も
全ては、子どもたちが将来
世界を舞台に自分の人生を切り拓くための
「生きる力」を養うタスクなんです。
子どもが大きくなった時
彼らの人生に困難が訪れたとしても、
「あの時の経験に比べれば、大したことはない」
「世界にはもっと色々な生き方がある」
そう思える「心の拠り所」を
プレゼントしてあげたい。
たぶん覚えてないだろうけど。
でもそれが、
僕が森永さんのこの本から学んだ
もっとも大事なメッセージです。
森永さんは何を伝えたかったのか。
シンプルです。
お金を追い求めるな。
やりたいことをやれ。
今すぐやれ。
そして僕としてはその
「やりたいこと」のリストの中に
ぜひ「旅をすること」を加えてほしい。
さらに、
もしあなたに子どもがいるなら
ぜひ、子どもと一緒に。
柔軟に、自由に自分自身の
そして大切な人の人生を
最大限に輝かせるために。
その覚悟を持つことで
初めて人生は本当の意味で
豊かになるんだと思います。
僕も、その覚悟を持ち続けたい
そんな風に思います。
そして子どもたちにも
その大切さを伝えていきたいです。
後悔のない人生を送るために。
本当にそう思います。
それでは。

