森翔吾です。
今日、散歩に出た瞬間、
「あ、温かい。もう春だな」
って思ったんですよ。
ただ、
気温を見たら
マイナス9℃。
・・・
きっと、
意味がわからないですよね。
天気も別に良くない。
曇り。
日差しなし。
どんよりした空気。
なのに、
「春っぽい」と感じた。
たぶん僕、
どこか壊れてます。笑
冷静に考えたらおかしい。
マイナス9度で
春を感じるって。
でもね、
ここ最近ずっと
マイナス20度だったんです。
風が強い日は体感マイナス25度。
それに比べたら今日は風がない。
マイナス9度だと
手袋なしでスマホが持てる。
いつもは、
iPhoneが寒さで落ちないように、
USBモバイルバッテリーで動く
保温ケースに入れて歩いてます。
使い捨てカイロが
付いてるみたいなやつ。
今日は、それが要らない。
裸に近い状態で
iPhoneを持ち歩ける。
それだけで、
「あぁ、春が近いな」って。
完全に錯覚です。
気温が違うと、雪の質が変わる
ロシアの冬を
経験したことがある人は
たぶんほとんどいないので、
少しだけ説明します。
マイナス20度以下。
雪は完全にパウダー。
踏むとキュッキュ鳴る。
靴の下で雪がきしむ音がして
空気が痛いくらい澄んでいる。
iPhoneを裸で持ったら、
15分で死にます。
保温ケース必須。
次に、マイナス9度。
雪は凍ったまま硬い。
氷ではないけど
しっかり固まっている。
砂がまいてあれば、
滑ることもない。
硬い地面を歩いてるみたいで、
これが実は一番歩きやすい。
そして、マイナス5度。
これが厄介。
雪が少し溶けて
シャリシャリしてくる。
歩くと足が沈む。
疲れる。
この雪をスプーンですくって
器に乗せて、シロップかけたら
かき氷にできそうなくらい。
汚いけどね。
つまり、
マイナス9℃くらいが
ちょうどいいっていう逆説。
寒い方が、歩きやすい。
マイナス5度より
マイナス9度の方が快適。
これ、
気温だけの話じゃないなと。
基準が変わると、現実が違って見える
面白いことに気づきました。
秋から冬にかけて、
10℃→0℃→マイナス。
徐々に下がっていく時期の
マイナス9度だったら、
普通に寒いんですよ。
「うわ今日はめちゃ寒い
無理、帰りたい」
ってなる。
でも今は、
長い間、マイナス20度を
くぐり抜けた後。
マイナス9度が
ちょっと優しく感じられる。
同じ気温なのに。
基準が変わっただけ。
ちなみに、
ここカザンは2週間くらい
例年に無い大雪が続きました。
除雪車がそこらじゅうで動いてる。
ガリガリ削って
道を作っていく。
その光景を、
ぼーっと眺めながら歩いていて、
なんか安心したんですよね。
「あ、冬ってずっとは
続かないんだ」
って。
で、そこからふと、
自分の人生のことを
思い出しました。

暖かい部屋から出た日
僕は29歳で
サラリーマンを辞めました。
今思うと、
あれは「暖かい部屋」から
出る行為でした。
サラリーマンって基本
暖かい部屋なんですよ。
ブラック企業にいたこともあるし
環境がいい会社にいたこともある。
でも、
どちらにしても、
自分でビジネスをするよりは
圧倒的に守られていた。
僕自身、
東京でのサラリーマン:7年
起業したビジネス:11年
こんな感じで、
両方それなりに経験したから
言えることだと思いますが、
サラリーマンだと
ブラックでもホワイトでも、
基本的に給料日は来る。
騙されてもマイナスにはならない。
借金を背負わされることもない。
毎月決まった日に
お金が振り込まれる。
その安心感の中にいると、
不思議なことが起きるんですよ。
僕はサラリーマン時代、
英会話スクールに
毎月何万円も払ってました。
3年くらい。
合計で何十万円。
結果、
幽霊会員….
最初の数ヶ月だけ通って、
あとは行かなくなった。
でも退会もしない。
「いつか行くだろう」
と思い続ける。
毎月お金だけが
引き落とされていく。
資格の本も副業の本も買ったけど、
どれも買って満足、読んで満足。
結局、
何も変わらなかった。
暖かい部屋にいると、
気づかないうちに
「やった気」になれてしまう。
これが一番怖い。
ちなみに面白いのは、
僕はサラリーマン時代に
「逆の経験」もしていたことです。
ブラック企業にいた時期がありました。
毎日が過酷で、
気持ちの余裕もなくて、
体感マイナス20度の冬の中に
ずっと立っているような日々でした。
その後、転職しました。
いわゆるホワイト企業に
入ることができました。
すると、どうなったか。
同じ「サラリーマン」なのに、
めちゃくちゃ暖かく感じたんです。
「なんていい会社なんだ」と。
冷静に見れば、
世間的には
普通の会社だったと思います。
でも僕にとっては春でした。
マイナス20度を経験した人間が
マイナス9度に来たら、
「暖かい」と感じる。
あの時の転職は、
まさにそれと同じでした。

挑戦は、自分から冬に行くこと
振り返ると、
僕の人生はずっと
「季節の繰り返し」
でした。
暖かい場所にいて、
自分から寒い場所に飛び込む。
凍えそうになりながら耐える。
先が見えない。
真っ暗で、手探りで歩く。
「これ、大丈夫かな」
「生きて帰れるかな」
そんな不安が
毎日のように襲ってきます。
でもこらえる。
耐える。
そしてある日、春が来ます。
1回目の冬。
サラリーマンを辞めて起業しました。
物販とコンサルティングで
なんとか結果を出しました。
長い冬を越えてようやく
暖かい季節がやってきました。
2回目の冬。
その暖かさの中にいたのに、
僕はまた寒い場所に向かいました。
物販やコンサルをストップして、
YouTubeに挑戦しました。
また冬が来ました。
また自分で作り出した冬でした。
孤独。
数字との戦い。
「本当にうまくいくのか」
という不安が日々やってくる。
それでも耐えました。
結果的に、
登録者19万人という
暖かい春がやってきました。
3回目の冬。
今はまさにその最中です。
YouTubeという
暖かい場所にいました。
再生もされている。
数字もついてきている。
僕は、あえてそこを離れました。
文章の世界に飛び込みました。
「作家のようなライフスタイル」
を叶えるために
自分から冬に身を投げました。
今まさに、
「−20℃」という
極寒の場所を歩いています。
冬を越えた人だけが知っていること
挑戦というのは、
長い冬を耐えるということです。
「寒い、寒い」
と言いながら、
「大変だな、大変だな」
と言いながら、
ひたすら歩き続ける。
春が来るのを待つしかありません。
でも、
ほとんどの人は
冬の途中でやめてしまいます。
僕の周りを見ていても、
1回目の冬で半分がいなくなる。
2回目の冬でさらに減る。
3回目になると、もうほとんど残っていない。
当時一緒に始めた仲間で、
今も続けている人は
片手で数えるくらいです。
でもそれは、
才能がなかったから
じゃないんですよね。
マイナス20度の
手前で引き返したからです。
あと少し耐えれば、
マイナス9度が「春」に変わる。
その感覚を知らないまま、
暖かい部屋に戻ってしまった。
鳥が鳴いていました
今日、散歩中に
鳥の声が聞こえました。
ここ数週間、
マイナス20度が続いていた間、
鳥の声なんて一切しなかった。
街は静かで、
聞こえるのは
靴の下で雪がきしむ音だけでした。
でも今日は違います。
鳥が鳴いている。
マイナス9度で。
鳥は「基準点」とか
「価値観」とか考えません。
ただ、
体が反応しているだけ。
自然界が、
「春が近い」
と判断したんです。
人間の僕だけじゃなくて、
自然も同じことを感じていました。
ただし、
これに気づけたのは、
偶然じゃありません。
もし音楽を聴きながら
歩いていたら、気づかなかった。
今日は、
耳が空いていた。
結果的にアンテナが立っていたから、
鳥の声が聞こえました。
気持ちに余裕がなかったら、
気温が変わっても、
「ただ寒い」
で終わっていたと思います。
挑戦したことで得た気づきも、
同じだと思っています。
せっかくの変化に気づかず、
ただ時間を過ごしてしまう。
それはもったいないですよね。
最後に
ここまで読んでくれたあなたは、
たぶん今、
どこかを歩いてる最中だと思います。
もしかしたら、
うまくいっていないのかもしれない。
それはほんの少しの勇気が
足りないだけかもしれません。
大きな決断じゃなくていい。
ちょっとの勇気。
それだけで、
マイナス20度が
マイナス9度に変わる日が来ます。
そしてそのうち、
あなたにも鳥の声が聞こえてきます。
僕も今、
3回目の冬を歩いている最中です。
少しだけ、春の匂いがしています。
一緒に進んでいきましょう。

追伸:
今日の散歩で、
なぜ鳥の声に気づけたのか。
無料記事では
「アンテナが立っていたから」
と書きました。
でも本当のところ、
立てようとして
立てたんじゃないんです。
そのあたりも含めて、
メンバー限定で書きました。
