「漠然とした不安」を消す方法

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約2週間前、諸事情で
愛車フォレスターが走行不能になりました。

レッカー車で
修理工場へ運んだのですが
ロシアの経済制裁の影響で
中々部品が手に入らず…

見込みではトータルで
1ヶ月くらいかかるとのこと。

日本車、ヨーロッパ車では
似たようなことがよくあるため
最近は中国車が売れ始めています。

というか、在庫が無くて
中国車しか買えないと言えます。

ちなみに、

僕は都会の郊外エリアに住んでいるので
車が無いとめちゃくちゃ不便…

・最寄りのスーパーまでは徒歩25分
・子供の保育園へは徒歩25分
・最寄りのバス停まで徒歩20分
・未舗装道が多くドロドロ、グチャグチャ
・歩道が無い細い道路を車がよく通る
・気温0〜5℃、しかも毎日曇 OR 雨
・16時には真っ暗になる
・都心へ行くバスは一日3本
・都心へのタクシーは子供と一緒だと片道2000円(30分)

ネガティブなことを
ずらずらと書きましが、

この家は5年後を見越して買ったので
数年後には環境がそうとう
変わってるはず!

なのですが
大事なのは今です。笑

車が使えなくなり数日は、

「保育園の送り迎え1時間×朝夕2回
雨で地面ベチャベチャで…嫌だな〜」

「欲しい物があってもスーパー行けない…」

「気分転換に街へ繰り出したいけど
タクシーで行くと
往復4000円もかかるのか…」

天気と同じく僕の心も
どんよりとネガティブに染まっていました。



でも数日で慣れた。笑

3〜4日間は子供の保育園への
送り迎えが本当に苦痛でした。

僕自身、歩いたり運動することが
嫌いなわけではないんですが、

車がよく通る歩道が無い細い道路を
安全を気にしながら歩いたり、

ぬかるみを避けて歩いたり、

夕方5時のお迎え時は真っ暗だし。

こんなネガティブなことを
頭に思い浮かべながら
保育園まで歩いました。

ですが、

1週間…

2週間…

と気づいてみると
全然苦痛じゃなくなってました。笑

今では、

「朝の散歩、気持ちいいな〜」

とか、

「強制的に1日2時間歩けるから
健康に良いだろうな〜」

とか、

「車が来ても自分が脇に避ければ
あまり危ないとは感じないな」

こんな風に思うようになりました。

他にも、

「タクシーで都心のモールへ行くと
往復4000円か、高いな…」

これに関してはもちろん
日本よりは安いですが、

対した用事もないのに
ちょっとモールへ行くために
4000円はもったいないですよね。

こんなことを思ったので
一日3本しか無い
バスで行ってみることにしました。

ちなみに、

バスの時刻表は
朝6時、13時、18時の3本のみ。

しかも目的地のモールへは
途中に乗り換えが必要です。

自宅から徒歩20分でバス停
バスに乗って30分
乗り換えて路面電車で30分、

トータル、自宅からモールまで
約1時間半かかります。

こんな感じでバスで行ってみた結果
色々な発見、トラブルがありました。

・ここの路線だけ唯一
ICカードは不可で現金しか使えない

・途中乗り換えた路面電車は
1路線しか無いと思っていたら
8路線もあって乗り間違えた…

・その結果、気温0℃の中
30分歩いてモールへたどり着いた

こんな感じ。

車が走行不能になっていなかったら
一生使わなかったかもしれない
バス、路面電車なんですが、

・いつも車で走る道路の車窓を
バスの中からボーっと眺めたり

・路面電車は時速20kmくらいで
めちゃ遅いのに乗り心地めちゃ悪いけど
この不便さも決して悪くはない

・途中の乗り換え駅で子供と一緒に
ウズベキスタン料理を味わったり、

1時間半+乗り間違えで徒歩30分

合計2時間かかったのですが
ちょっとした小旅行って感じで
僕の中ですごく新鮮な感覚を味わいました。






気がついたら「漠然とした不安」を払拭

今回の件があったから
気がついたのですが、

漠然と、

「もし車が故障したらこの郊外で
どうやって暮せば良いんだろう?」

こんな不安な気持ちを
持っていたことに気が付きました。

具体的な心配ごとは
冒頭でも書いた通り、

・子供の保育園へ2時間の送迎
・ドロドロの未舗装道
・気軽にスーパー、都心へ行けない

これらですが
その不安の渦中に入り
実体験して出た答えはというと…

「あれ、気がついたら全然
気にならなくなったな〜」

上でも書いた通り、
数日で慣れたってことです。笑

多分ですがこんな似たような、

漠然とした不安

を抱えている人は
多いのではないでしょうか?

特に平和な日本には多そう。

もしかしたら僕みたいに
気がついていないかもしれませんが…

例えば
日常の小さな不安だと、

「スマホ忘れたら…」

「電車に乗り遅れたら…」

「傘忘れたけど雨降りそう…」

さらに僕の過去の経験を書くと、

10年前サラリーマンを辞める前、

「今この会社が潰れたら露頭に迷うかな?」

「再就職して新しい会社を探すのが大変そう」

など。

これらの不安をどうやって消すか?

僕の中での答えは…

「経験するしかなかった。」

ですかね。

もちろん、

日々の生活の不安なら
スマホを持たずに生活してみたり
様々な移動ルートを試してみたり
すれば良いと思いますが、

「会社が倒産したら…」

「車が無くなったら…」

こういうことは
経験してみないと
答えは出ないんですよね。

10年前、

思い切って会社を辞めたけど
今はなんとかなっているし、

今回の車の件も
普通に何とかなってる。

ちょっと話はそれますが
2ヶ月くらい前に人生で初めて
飛行機に乗り遅れました…

モスクワ→カザン
行きのフライトだったのですが
普通に乗り過ごしました。

完全に自分のミスです…

その結果はというと、

ホテルを予約して
他の日のフライトを予約し
次回は乗り過ごさないように
気をつける。

ただコレだけでした。

今回は長距離路線では無くて
良かったのは間違いないですが。笑

ちなみに、

乗り過ごしたことで
余計にお金はかかりましたが
人との出会いや発見など
良いこともありました。




柔軟に生きる訓練

最近は、

コロナウイルス、戦争など
昨日までと生活が
突然180℃変わってしまう…

こんなことが
普通にありえる時代です。

だからこそ
固定概念にしばられて、

「こうあるべき!」

「◯◯じゃなきダメ!」

などと生きていたら
時代の激流に
飲み込まれかねません。

そんな混迷の時代に必要な事
それは、

いかに柔軟に生きるか?

かなと思います。

いかに臨機応変、フレキシブルに
生きれるか。

そういう意味では
不便な生活に慣れることは
決して悪くないと思います。

今回、僕が経験した、

・車が走行不能になり
田舎で徒歩生活になること

他にも、

僕が住んでいるロシアの場合は、

・預金封鎖

・海外から送金ができなくなる

こんな事も起こりうるので
これに対しての対策、

・現金は持たずに不動産に変える

・万が一のスーパーセーブモード
(自給自足+備蓄して生活費をほぼ0に)

みたいな対策は常に
頭の片隅に置いています。

僕がまだ日本に居たときには
全く考えもしなかった発送ですが…

これからの時代はどこに住んだとしても、

こういう考えを持ったほうが
良いのではないか?

正直、こう思っています。

とは言え、

車は無いと不便すぎるので
早く戻って来てほしいですが。笑

でも今回の件は
いい経験になりました。

今日はここまで
それでは。

時速20kmで車にバンバン抜かされる割に、めちゃくちゃ揺れる路面電車


途中の乗り換え駅で子供と一緒にウズベキスタン料理を味わう

モールまで車だと30分、バス+路面電車だと2時間…たまにはいい経験